地震で家が半壊!傾いた!歪んだ!【能登半島地震】住宅再建の道のりブログ

令和6年能登半島地震で私たちの住む地域も大きな被害を受けました。

私たちの家は2006年に新築してから18年、震度6強の揺れでしたが、おかげさまで無事でした。

ところが、隣に住む夫の両親の家が半壊しました。

このあたりに昔から建つ民家は、瓦屋根にしっくい壁の堂々とした構えの家が多く、

義両親の住む家は戦後まもなく建った家です。

70年以上も建っている古民家で、耐震基準が整備されるずっと前に建てられたものです。

この記事では、築70年以上の古民家が半壊し、再建するまでの道のりをシリーズで綴っていこうと思います。

私は自分の家を新築した経験はありますが、再建は初めての経験、勉強しながらこの再建を成功させたいと思います。

 

恵比寿さんの張り子のお面
えび子
私たちもはじめての経験、よい結果になるよう義両親、設計士さんとともにがんばります。

地震で家が半壊!傾いた!歪んだ

能登半島地震で家が半壊、再建への道のり
能登半島地震で家が半壊(手前は隣の家が全壊)。一見壁が剥がれた程度で軽傷に見えるが家の中は柱が傾き、床が沈み、被害は深刻。再建への道のりは遠いが一歩ずつ進むしかありません!
能登半島地震で家が半壊、食器棚からは食器が落ちた!
能登半島地震で家が半壊、食器棚が倒れ、食器が落ちた!

現在80代半ばの義両親の住む家。

令和6年能登半島地震で、床が傾いて、柱が斜めになり、窓ガラスが割れました。

壁が落ち、建具は開かなくなって、すきまだらけに。

屋根瓦がズレて雨漏り、部屋は水浸し。

増築を重ねていたので、増築した部分が元から建っていた部分と大きくズレて傾きました。

両親も80年以上生きてきて、この規模の地震は初めて、齢(よわい)80になってからまさか家は半壊することになるなんて思ってもいなかったでしょう。

能登半島地震、震度6強の恐怖!

私たち夫婦は義両親の家の敷地内に別棟を建てて住んでいます。

土地に余裕のある地方ではよくある住まい方です。

私たちの家は、2006年に新築しました。

構造計算、間取り、デザイン、建築家と打ち合わせを重ねて建てました。

今回の地震では、本棚から本が全部落ち、固定していなかった家具が倒れました。

さいわいその程度ですみ、ケガも目立った被害もなく、家族みな無事でした。

 

震度6強は私も初めての体験で

ブブブブブブブブ!!!!!!    地震です!地震です!!

無機質な地震アラートがなったかと思うと突然、強い揺れが襲いました。

第一波は震度5

これはなかなか大きい!

身構えると、その4分後にまさかの震度6強

立っていられない強い揺れに、ただ事ではない、と一瞬死を覚悟しました。

ガタガタ、バキバキ、家が鳴り

ぐわ〜ん、ぐわ〜んと家全体が見えざる手でかき回されているかのように揺さぶられます。

それは、まるで何者かが意思をもって働きかけているようでした。

 

そばにあった背の高い扇風機やスタンドミラーを反射的に倒し(ガラスが割れたら危険!)猫さんを救出しなければ、と猫部屋に向かいました。

【猫部屋のレイアウト】分ける?部屋で飼う?戸建てでロフトつき最高!出たがるときは?

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猫部屋で猫を飼う

 

地震で半壊、震度6強の恐怖

能登半島地震で家が半壊、増築した部分は束石の上に柱が乗っている構造。地中にまで基礎が通っておらず、揺れで半分程度動いた。
能登半島地震で家が半壊、増築した部分は束石の上に柱が乗っている構造。地中にまで基礎が通っていない昔ながらの建て方で、今風にいえば免震構造。揺れで半分程度動いた。あと半分動くと束石から柱が落ちる!早急に補修もしくは基礎をやり直し、または解体しないと危険!

古民家に暮らす80代半ばの義両親は、私たち以上にこわかったと思います。

バキバキと壁が落ち、柱が歪み、床が落ちて、柱時計が落ちてくる。

建具はガラスが割れて粉々、ぐにゃりと曲がり、食器棚が倒れて、食器が割れる音。

玄関ドアのガラスも割れて家中ものが散乱。

生きた心地がしなかったといいます。

夫が駆けつけたときには、放心状態。

まさか80過ぎて大地震に遭遇するとは!!

しかもお正月に!!

稀有な体験となりました!!

地震で半壊、住宅再建の道のりは始まったばかり

さて、この先、半壊した家をどう再建するのか。

まずは罹災証明

1/7に申請済み

現在、査定待ち

 

地震保険の査定

査定依頼済み

現在、査定待ち

 

これから先、

  • 義両親の考え・希望
  • 補助金がいくら出るのか
  • 地震保険がいくら出るのか
  • 自己予算がいくら出せるか
  • 修繕レベル
  • 解体か、修繕か?
  • 将来のこと(義両親のあとは私たちが管理することになる)

 

お互いに折り合うところを探りながら、進めていくことになります。

長い道のりになりそうですが、ひとつずつ進めてうこうと思います。