京都といえば、和食文化が根付いていますが、一方でお肉文化も根強い人気があります。
京都ですき焼きといえば、モリタ屋。
大切な人との会食や、おもてなしにぴったりの名店です。
この記事では、モリタ屋木屋町店の雰囲気とすき焼きについてお伝えしていきます!
この記事を最後までお読みいただき、大切な人とのひとときをモリタ屋のすき焼きでお楽しみいただければさいわいです。
この記事はこんな方におすすめです!
- モリタ屋・木屋町店の雰囲気はどんな感じ?敷居が高い?
- モリタ屋のすき焼き、家庭のすき焼きと何がどう違う?
モリタ屋といえばすき焼きの名店!松コースを京都木屋町店で味わう
モリタ屋は接待や宴会、京都ですき焼きを食べるというシーンで、必ず名前が上がる名店です。
モリタ屋といえば、すき焼きです。
しゃぶしゃぶやオイル焼きもありますが、ここではモリタ屋の代名詞ともなっているすき焼きについてご紹介していきます。
夜の部のおしながき、すき焼きコースは4種類
すき焼きはお肉のランクによって、4種類のコースがあります。
コース | 内容 | 価格 | サービス料(奉仕料) |
極み | 前菜・季節の一品・和牛一品料理・肉料理(150g)・野菜・卵・ご飯・赤出し・香物・ デザート | 12,100円(税込) | サービス料10%は別途 |
特選 | 前菜・肉料理(150g)・野菜・卵・ご飯・赤出し・香物・デザート | 9,350円(税込) | |
松 | 前菜・肉料理(150g)・野菜・卵・ご飯・赤出し・香物・デザート | 7,700円(税込) | |
竹 | 前菜・肉料理(150g)・野菜・卵・ご飯・赤出し・香物・デザート | 6,600円(税込) |
松竹梅ではないのでご注意(笑)モリタ屋のコースに「梅」はありません。
松竹梅では真ん中を選んでおけばまちがいはないと言われますが、モリタ屋では松を選べば間違いはありません。
極みは、季節の一品や和牛一品料理がつく特別仕様!お肉も最高峰でしょうね!
特選と松、竹の違いは、使用部位の違いです。
極み、特選になるほどやわらかさが増すのだと思われます。
すき焼き松コースの肉質のよさに感動!
モリタ屋すき焼き松コース、分厚くて大きく、きれいなサシがはいったお肉が運ばれてきました。
見るだけでも、厳選された牛肉の質のよさがわかります。
お給仕係の女性から、お肉の説明があります。
この日のお肉は、A5ランクのお肉。
A5ランクといえば、お肉のランク付けで最高峰とされます。
A5を簡単にいうと、赤身と脂身のバランスが良く、おいしさの決めてとなる脂肪の質が良質で、肉質のキメの細かさがすぐれている牛肉です。
夜の部のすき焼きのお肉は、1人前 150g。
分厚く大きくカットされた牛肉が1人あたり2枚(150g)です。
150gって、正直少ないかな〜って思いましたが、いえいえ十分なボリュームでしたよ。
厚めで大きいお肉は1枚でもボリュームたっぷりで、あ〜お肉を食べた〜って満足感にひたれます。
もうそれは、
とろける味わい、やわらかくてジューシー、あつあつほわほわで、はふはふいいながらほおばるとしあわせで満たされていくのでした。
モリタ屋すき焼き松コースのすべて
前菜の、牛肉のしぐれ煮はほろほろと上品な味。
生麩のあんかけもおいしい。
泡立ってふつふつとしてきたら食べごろです。
まず1回目のお肉を堪能。
九条ネギは京都のブランド野菜。
生麩を入れるのは京都らしいですね!
生麩はもちもちの歯応えでした。
ごぼうを入れるのは意外でしたが、風味は強すぎずに、すき焼きの味を邪魔しないお味でした。
玉ねぎもすき焼きに入れるのは珍しいですが、甘みが増して、すき焼きに意外なほど合いましたね。
春菊は最後にくぐらす程度に入れて、すぐに上げていただきます。
ここまででお腹がいっぱいになったので、ごはんは1口だけよそってもらいました。
お漬物には白ごはんと一緒に食べたいので、一口だけのごはんで。
お味噌汁は赤だしです。
おなかいっぱいでもデザートは別腹、ペロリといただきました。
モリタ屋のすき焼き、完全個室でゆったり!京都木屋町店
モリタ屋木屋町店は、石畳の路地のどんつきにひっそりたたずむ隠れ家のような数寄屋造りの建物です。
路地はいわば導線、オープニングです。
打ち水がされていて、すがすがしい雰囲気。
期待感が高まりつつ、奥へといざなわれます。
これから始まるすき焼き体験に胸を高鳴らせながら路地を奥へと進みます。
モリタ屋木屋町店はすべての部屋が個室になっています。
フロントで予約を名乗ると、すぐにお部屋に案内されました。
受付の方の対応もよく、名前を呼ばれ丁重にお待ちいたしておりましたとのお声かけをいただき、行き届いた印象を受けました。
私たちが通された部屋は2階の「嵐山」。
中庭に面したお部屋でした。
以前は、お座敷だったようですが、和室に丸テーブルと椅子席になっていました。
和室で正座はしんどい年配の方も多いですから、椅子席はうれしいですね!
お部屋からは中庭が見えて、夜の雰囲気を楽しめました。
モリタ屋のすき焼き、プロの作り方がすごい!
モリタ屋では、すべて給仕の女性の手で調理が進みます。
焼き方
まず牛脂をあたたまったお鍋にまわし、ざらめをぱらっと振りお肉をさっと焼きます。
お肉は火が通るか通らないかくらいでひっくり返し、割下をささっとかけて、さぁどうぞとすすめてくれる。
溶き卵にくぐらせ、あつあつをはふはふいただくと、口の中にあまい牛肉の風味がいっぱいに広がります。
ぜいたくで上質なあまいお肉!
煮込みすぎるとかたくなるので、短時間で色が変わったら食べ頃。
1回目の大きなお肉をいただいたあとは順に、ネギやら、糸こんにゃくやらが投入されていきます。
珍しいところでは、ごぼうと玉ねぎ。
家でのすき焼きには、ごぼうと玉ねぎは使わなかったので新鮮でした!
逆に、モリタ屋のすき焼きには家庭のすき焼きの定番野菜である白菜は入りません。
春菊は一番最後に入れます。
春菊は煮込みすぎると、菊のような苦味が出るので、緑がまだ残っているうちにさっとあげていただくのがよいのだとか。
確かに、苦味もなく、おいしくいただけました。
春菊といえば、アクの強い菊の風味が苦手でしたが、ここのはおいしくいただけました。
手際の良さ
ささっと焼いて、優雅に割下を回しかけ、
手順をわかりやすく説明しながら、目の前で調理してくれます。
目の前で出来上がっていく様子は、ライブ感があり、まるでショーをみているような楽しさがあります。
食べごろ、お給仕のタイミング
くたくたになる前に食べる
食べごろのアドバイスをしてくださったり、
タイミングよくふすまをあけて現れてくれはるので、食べどきを逃しません。
おしゃべりに夢中になっていても、お給仕さんがさりげなく指揮をとってくれはるので、いちばんおいしいタイミングでいただけます。
つかず離れずの心地よい接客
おしつけがましくなく、しかし遠慮がちでもなく、質の高い心地よい接客でした。
食べごろや煮込み加減までもエスコートしてくれはります。
モリタ屋の接客には、サービス料(奉仕料)が10%別途かかります。
こんなに気持ちの良い接客なら喜んで払いたいと思わせてくれる気持ちのよいサービスでした。
モリタ屋のすき焼き、予約方法は?個室は選べる?
予約は公式WEBから可能
モリタ屋の予約はモリタ屋公式WEBから可能です。
まず行きたいお店を決めて(木屋町店がおすすめ!)→ WEB予約をクリック → ご予約の注意書きを読んで確認にチェック入れて予約するをクリック→ 人数・お日にち・お時間帯が表示されるので選択 → 予約お日にち・時間帯で可能な席種(テーブルなど)を選択
予約が埋まっていたり満席のときは、日にちの候補が表示されませんが、店舗に直接電話すると、席を確保していただくことが可能です。
WEBと直接予約のタイムラグなどもありますので、行きたい日が決まっていてWEBで日にちが表示されない場合は、直接電話してみましょう!
私も、WEB予約に日にちが表示されなかったので電話したところ、希望の18:30は満室でしたが、19:30だったら可能とのことで、希望の日にちに席を用意していただくことができました。
お部屋の指定はできない
モリタ屋木屋町店は、お部屋の指定はできません。
中庭に面したお部屋、鴨川をのぞめるお部屋などいろいろなお部屋が用意されていますが、当日、通されてのお楽しみです。
どのお部屋に通されても、数寄屋造りの趣ある建物ですから、それなりに満足できることと思います。
モリタ屋のすき焼きは、歴史ある京都の食文化の象徴!
モリタ屋は、明治2年創業、京都の肉食文化の草分け的存在です。
文明開化の象徴でもある「牛鍋=すき焼き」を京都の地で普及させたのがモリタ屋さんです。
あたらしもん好きの京都にもいち早く、すき焼きが導入されたのです。
ちなみに、京都(関西も含む)では
お肉といえば「牛肉」を指し、カレーにも牛肉を使うほど、牛肉が食文化に根付いています。
明治維新の文明開化で牛肉を食べる文化が西洋から入ってきて以来150年あまり
京都の食文化の柱のひとつであるすき焼き、しゃぶしゃぶを牽引(けんいん)してきたモリタ屋さんです。
モリタ屋のすき焼き、京都情緒たっぷりの接客に満足!
モリタ屋木屋町店の接客は、京都らしさ満開でした。
お給仕してくれはる係の女性は、着物姿でやわらかい京都弁。
この日お召しになっていた着物は、梅のつぼみを連想させる薄ピンクの着物に梅の帯。
なかよーわけわけしてお召し上がりくださいね〜(仲良く分けっこして)
さっと焼いて、かとうならんうちに〜(かたくならないうちに)
はんなりとした京都弁が耳に心地よく響きます。
まろやかでほんわかした京言葉が、何よりのおもてなしです。
いやぁ、ことばの魔力というか、魅力って大きいですね〜
おいしいすき焼きに美しい京ことばで、目と舌、耳で楽しませてもらいました。
ほんまもんの京都弁が、おいしさを倍増させてくれました。
五感が喜ぶって、こういうことをいうのでしょうね!
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