湖池屋VSカルビー ポテトチップスはどっちが美味しい?パッケージパクリ疑惑!先に出した歴史は?違いは?

スナック菓子の代表ともいえるポテトチップス。

ときどき無性に食べたくなるジャンキーなスナックですよね。

ポテトチップスには2大メーカーがあるのをご存じでしょうか。

ふつう、ポテトチップスを食べるときメーカーはそれほど意識していないでしょう。

ポテトチップスは、誰もが子どものころから慣れ親しんだスナック。

どこのメーカーのポテトチップスでも、ポテトチップスといえばああいうもんではないの、と思うでしょう。

ところが、カルビーと湖池屋のポテトチップスには、結構な違いがあるのです。

実際に食べ比べしてみて、わかりました。

恵比寿さんの張り子のお面
えび子
カルビーと湖池屋、あなたはどっちが好きですか?

 

この記事では、ポテトチップス2大メーカーである、カルビーと湖池屋のうすしお味を食べ比べて検証しています。

たかがポテトチップスと思うなかれ、ポテトチップスの違いを知ると食べるときの楽しみが増えると思います。

 

恵比寿さんの張り子のお面
えび子
最後までお読みいただくと、カルビーと湖池屋の違いがわかります!

 

この記事はこんな方におすすめです!

  • カルビーと湖池屋のポテトチップス、どう違う?
  • カルビーと湖池屋のポテトチップス、どっちがおいしい?
  • パッケージが似ている理由は?

カルビー 湖池屋 決定的な違いは?

ポテトチップスの2大メーカー、カルビーと湖池屋の決定的な違いは、オイリー感とイモ感です!

  • オイリー感
  • イモ感

さっそく違いをくわしく見ていきましょう!

湖池屋VSカルビー  ポテトチップスはどっちがおいしいのか【違いを検証】

湖池屋 カルビー、ポテトチップスを食べ比べ
湖池屋 カルビー、ポテトチップスを食べ比べ。味の好みは人それぞれだが、客観的に検証する!
湖池屋 カルビー、ポテトチップスを食べ比べ。味の好みは人それぞれだが、客観的に検証する!
湖池屋 カルビー、ポテトチップスを食べ比べ。大きさ、形、厚み、メーカーによって微妙に異なる

 

たかがポテトチップス、されどポテトチップス、ポテトチップス好きな私が両者を食べ比べてみました。

ポテトチップスとひとことで言っても、湖池屋とカルビーのポテトチップスには意外と違いがあることがわかりました。

いえ、決定的な違いといっても過言ではありません!

湖池屋 カルビー、ポテトチップスを食べ比べ。大きさ、形、厚み、メーカーによって微妙に異なる
湖池屋 カルビー、ポテトチップスどちらもおいしいことに変わりはない。でもその中にも「好み」が分かれる点を発見!

 

食べ比べしたのは、両者とも「うすしお」味。

 

メーカー湖池屋カルビー
大きめ〜小さいものまで。ワレ、カケも入っている大きめ〜小さいものまで。ワレ、カケも入っている
「うすしお」味でも塩味しっかり、くっきり塩味がきつくない「うすしお」味 ところどころ「おこげ」の味も!
厚み厚め 1枚1枚がしっかり厚い薄い
食感 かみごたえしっかりした食感がある パリッ ポリッ サクッ 軽い エアリーで空気を含んだ食感 サクッ
油っぽさ(オイリー感)ほとんど感じないオイリー感あり 食べ進むうちに油っこさ感じることも
イモ感じゃがいもを食べている感じ イモ感がすごいこれぞ元祖ジャンクフードって感じ イモ感は薄い
取扱店少ない ホームセンター ドラックストア 業務スーパー多い スーパー ホームセンター ドラックストア コンビニ 業務スーパー 100均

 

食感的には湖池屋のポテトチップスは、カルビーのポテトチップスよりも0.0数ミリ厚みがあります。

その厚みがじゃがいもを食べている感やパリッとした歯応えにつながっています。

ミクロ単位の繊細な厚みの差は、食感や味覚を大きく左右する企業秘密なのでしょう。

湖池屋VSカルビー  ポテトチップスの歴史は?どっちが先?

湖池屋 カルビー、ポテトチップスのパッケージ(ウラ)
湖池屋 カルビー、ポテトチップスのパッケージ(ウラ)湖池屋はシンプルに国産ジャガイモの説明。カルビーは「折りパケ運動」ゴミのかさを減らす運動だが、折り方がイマイチわからず断念!

湖池屋の歴史を湖池屋の公式サイトで確認してみましょう。

 

湖池屋沿革

湖池屋は常に新しいことに挑戦してきました。
ポテトチップスという新しい市場の創造、辛いスナックという新カテゴリーの確立―。
これからも新たな価値を生み出していきます。

1953年㈱湖池屋創業
1962年「ポテトチップス のり塩」発売
1967年日本で初めてポテトチップス量産化に成功

※湖池屋WEBより引用(一部)https://koike-ya.com/company/history.html

1953年、湖池屋は創業しました。

1953年といえば、戦後の復興期のまっただ中、物資が十分ではなかった時代です。

そして、高度経済成長期に突入した1962年に、ポテトチップスののり塩を発売しています。

 

恵比寿さんの張り子のお面
えび子

初めて世に出たポテトチップスは「のり塩」味だったのですね!!これ意外でした〜

 

一方、

カルビーの歴史は1949年、前身となる松尾糧食工業(株)を創業。

1955年、カルビー製菓(株)と社名を変更。

1964年に発売したかっぱえびせんを主力商品に、サッポロポテトを発売。

1975年 ポテトチップス発売。

 

ポテトチップスの発売は湖池屋が先発で1692年、5年後の1967年に量産化に成功。

カルビーは湖池屋に遅れること8年後の1975年にポテトチップスを初めて発売しました。

 

ポテトチップスの歴史という点では、湖池屋が先発です。

カルビーにパクリ疑惑?パッケージが酷似?【検証】2023年春、湖池屋リニューアルで解消済み!

湖池屋とカルビーのポテトチップスのパッケージ
湖池屋 カルビー、ポテトチップスのパッケージ パッとみて見分けがつかないくらい似ている!

湖池屋とカルビー、両方のパッケージは色も配置もデザインもひじょうによく似ていて、売り場でも間違えそうです。

赤みの強いオレンジに、フチどりのある文字。

両者ともひらがなで「うすしお」

ポテトチップスのシズルや、背景のオレンジの面積の使い方までよく似ています。

違いといえば、

湖池屋は、うすしお味の背景にじゃがいも畑の画像を置いています。

カルビーは、じゃがいものキャラクターがあしらわれています。

 

すでに世間に認知されている商品のデザインを真似るのはマーケティングの手法でよくある例です。

ここまで酷似しているのですが、いったいどっちがパクリなのでしょうか?

どちらにしても両者のパッケージは似かよっています。

購入の際には、よ〜くパッケージを見てから購入するようにしましょう。

 

2023年春、湖池屋はパッケージをリニューアルしました!

追加情報:2023年春、湖池屋がパッケージをリニューアルしました!!これで間違える心配が解消されました!!

 

一方、カルビーもポテトチップスうすしお味は、発売以来デザインを14回も変更しています。

お菓子の定番で、リニューアルを繰り返してきたのがカルビーの「ポテトチップス」だ。シェア7割と市場を制しているが、湖池屋という個性的なライバルもいる。不断の努力で味を変えて対抗している。

「うすしお味」「コンソメパンチ」「のりしお」といった基幹商品は3年先を見据えながら味やパッケージの見直しを繰り返す。うすしお味の場合、1975年の発売以来、14回の変更を実施している。担当する御澤健一氏は「定番品はもともと変えられるポイントが少ないが、うすしおはとりわけ変更できることが限られる。そのなかでおいしくつくるために、繊細な取り組みをしている」と話す。

※引用:『日経ビジネス』定番は進化し続ける カルビー、うすしお味は14回変更 2019.7.19

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/special/00166/?P=2

両者とも、味もパッケージも企業努力で変化し続けています!

湖池屋がパッケージをリニューアル!2023年春

湖池屋とカルビー、パッケージが酷似(こくじ)していて見分けがつきにくかった問題がついに解消されました!

リニューアルされた点は2点あります。

パッケージのカラーを変更!思い切った配色に!

2023年春、湖池屋がパッケージの改良に踏み切りました。

リニューアル1点めは、カラーリングの大幅な変更。

新しいパッケージはこちら

湖池屋ポテトチップス、パッケージを2023年春リニューアル
湖池屋ポテトチップス、パッケージを2023年春リニューアル!食品には珍しい青を使い、さわやかな雰囲気に一新した。カルビーとの見分けもこれで一目瞭然!一目ではっきりと!

全面に青を使った、食品ではあまりなじみのないカラーリングです。

斬新ですね!

しかも、「うすしお」の文字も消えて、あえて「じゃがいもと塩」とじゃがいもであることを強調しています。

 

恵比寿さんの張り子のお面
えび子
売り場で湖池屋のいつものを買おうとして、「じゃがいもと塩」に一瞬とまどいをかくせませんでした!これいつものうすしお味なのか、隅々まで確認してカゴに入れましたね笑笑

要するに、原材料を示す方向に舵を切ったもようです!

うすしお味ではなく、あえての「じゃがいもと塩」

湖池屋さんのポテトチップスにかける熱い思いが伝わってくる新パッケージです!

日本初の発売イヤー「1962」を表示

リニューアル2点めが、湖池屋が日本で初めてポテトチップスのり塩味を発売した記念すべき年「1962」年をパッケージに表示したことです。

60年以上も前にポテトチップスが商品化された歴史があるのですね。

幌馬車がじゃがいもを運んでいるイラストからも、ポテトチップスの歴史を感じますね!

1962年といえば昭和37年、戦後の復興が落ち着き高度成長期の真っ只中、私はまだ生まれていませんでした。

湖池屋ポテトチップス、2023年春パッケージリニューアル!左上の発売イヤー「1962」をデザインに取り入れた!
湖池屋ポテトチップス、2023年春パッケージリニューアル!左上の発売イヤー「1962」をデザインに取り入れた!

 

ポテトチップスの国内シェアはどっちが多い?

そんな熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げるポテトチップス市場の国内シェアをみてみましょう。

企業規模的にはカルビーのほうが大きく、販路も広くカバーしています。

ところが2022年、湖池屋がカルビーを抜いたというニュースが入ってきました!

ポテトチップスのブランド1位と2位が逆転した。カルビーが49位、湖池屋が14位──コロナ禍1年目の2020年末に実施した前回調査「ブランド・ジャパン2021(BJ2021)」の一般生活者によるランキングでは、カルビーが34位、湖池屋は110位という、市場シェアに沿った、ある意味順当な順位だった。それが21年末に実施の「ブランド・ジャパン2022(BJ2022)」ではカルビーと湖池屋のブランド評価が逆転する“下剋上”が起きた。

(中略)

では、ポテトチップスではなぜ、そうした逆転が起きたのか。
湖池屋は21年9月に「KOIKEYA The のり塩」と「KOIKEYA The 麹塩(こうじしお)」を投入した。同社が開発した“元祖”のり塩味の「湖池屋ポテトチップス のり塩」が誕生してから60周年を記念する商品だ。

主力商品の追加投入は大きい。だが湖池屋ブランドが伸びた背景には、もっと精緻なマーケティングの取り組みが隠されていた。

※引用:『日経ビジネス』ブランド・ジャパン2022 湖池屋がカルビー抜き、2番手の下剋上も 2022.3.25 https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00117/00197/

湖池屋は大人の嗜好品としてのポテトチップス市場を開拓しているもよう。

ポテトチップスを「おやつ」ではなく、「おつまみ」やお酒と一緒に楽しむ新しい提案でシェアを伸ばしています。

まとめ:湖池屋VSカルビー  ポテトチップス

どちらもおいしいのに変わりはありませんが、厚み、歯応え、ジャンク感、など好みは人それぞれだと思います。

湖池屋とカルビーのポテトチップス、どう選ぶかをまとめてみました。

食べるシーンによって使い分けてみてくださいね。

恵比寿さんの張り子のお面
えび子
ちなみに私は大人のポテトチップス湖池屋が好みですが、カルビーもふつうに好きです!

湖池屋

  • じゃがいもを食べている感がすごい!
  • どちらかというと大人のポテトチップス
  • 厚めでぱりっとした食感
  • 食べ応えがある
  • 売っていない店もある

カルビー

  • みなでわいわいジャンキーを楽しむときにぴったり
  • オイリー感がある
  • 薄くてサクッとした食感
  • わりとどこでも売っている

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