伊勢うどんはまずい?うわさを返上【柔らかい理由】所変われば品変わる

白くて太くてやわらかい伊勢うどん。

讃岐うどんなどコシのあるうどんとは一味ちがう味わいです。

ネットで伊勢うどんはまずいという噂があるようです。

真相はいかに?

伊勢うどんはおいしいです!

この記事では、伊勢うどんはまずいのかについて、わたしが現地調査した率直な感想をお伝えします。

伊勢うどんはまずいは本当か?

伊勢うどんがまずいという噂が出回っています!

残念なうわさです。

伊勢うどんはコシのないやわらかいうどんです。

伊勢うどんはやわらかくふにゃふにゃしていて、やさしいのどごしのうどんです。
伊勢うどんはおいしいです。

伊勢うどん
伊勢うどんは太くてもちもちの麺と出汁のきいた甘めのタレがよくからんでおいしい!

まずいという評判はコシがなくふにゃふにゃの麺や、真っ黒なたまり醤油がかかった見た目から出たうわさだと思われます。

伊勢うどんのおいしい食べ方

本場で食べる伊勢うどんはおいしいです〜

お伊勢参りのあと、お祓い町のおかげ横丁で伊勢うどんを食べました。

やわらかくて太い麺とタレがよくなじみ、食べ応えがありおいしかったです。

讃岐うどんのようなシコシコとしたコシはありませんが、もちもちとした麺は独特の食感があり、新鮮な歯応えでした。

やわらかくてもちもちの麺に、出汁のきいたかつおだしのきいた甘辛いたまり醤油がよくからんで、ほっとする味です。

 

この日いただいた伊勢うどんは、山いものとろろに生卵の黄身がのっていました。

かきまぜて口に運ぶと、かつおだしが効いたたまり醤油とめんがよくからみおいしい!

麺が太いので、食べ応えがあります。

お汁もすすって完食。

ごちそうさまでした。

うどんもところ変われば、かたさやわらかさ、太さ細さ、いろいろ変わるんですね。

これだから、旅は楽しい!

伊勢うどんがまずいのではなく、伊勢うどんという別ジャンル!

こんなにおいしい伊勢うどん、まずいって言い出したのは誰でしょう!

伊勢うどんがまずいとうわさされるのは、うどんとはコシのあるシコシコとしたのどごしこそがうどんであると

おそらく数年前からコシのある讃岐うどんがブームになったことも影響しているのでしょう。

讃岐うどん発祥の地・香川県が舞台の映画『UDON』で、コシの強い讃岐うどんが全国に知られ、

全国展開する丸亀うどんの進出も手伝って、うどんのイメージが、コシのある麺のイメージで固まってしまったのではないでしょうか。

 

確かにコシの強い讃岐うどんはおいしいですが、うどんはコシだけではありませんよ。

うどんに限らず、食べ物にはそれぞれ土地ならではの味わいがあります。

 

おいしい、まずいだけで判断できない、なんともいえない土地の味だと思います。

伊勢という土地でお伊勢参りがブームになった江戸時代から受け継がれてきたやさしい味。

 

伊勢うどんのおいしさを理解するには、うどんの概念を横に置いておくことも必要かもしれません。

伊勢うどんはうどんではなく、「伊勢うどん」という別ジャンルの食べ物だと思えば、伊勢うどんのおいしさを理解できると思います。

伊勢うどんはまずいのか?柔らかい理由は?

伊勢うどんはもともと、長い旅路を歩いてお伊勢参りに訪れた旅人に、疲れをいやしてもらうため、消化のよいおうどんを出したことが始まりだそうです。

伊勢うどんのやわらかさには、思いやりの心がこめられていたのですね!

やわらかいうどんには、やわらかいなりの理由があったのです。

所変われば品変わるといいます。

狭い日本ですが、土地が違えば風習や食べ物も異なることを理解して

おいしい、まずいで判断するのではなくおもてなしの心をありがたく受け入れたいですね。

伊勢神宮の門前、おはらい町
伊勢神宮の門前、おはらい町は歴史ある建物が立ち並ぶ

伊勢うどんはおいしいです。

やさしいお味です。

実際に食べてみなくては、このやさしさは説明だけでは不足です。

お伊勢参りに出向かれた際はぜひ、おはらい町やおかげ横丁で食してみてくださいね〜

本場でいただく伊勢うどんのおいしさがおわかりいただけると思います。

最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!